ジュリアは80度付近をウロウロしているので劣化ははやいということになります。
90度以下では、温度が下がれば下がるほど劣化がはやくなります、
90度との比較では温度差によりますが約3倍劣化が早くなります。
オイル温度90度の状態での劣化を標準とすれば
オイルが低温(80度以下)になる走行ではSO2と水分を合わせた影響が大きくなりオイルは劣化します。
キャブレター車であるジュリアはガソリン、水分の混入も多大です。
そして高温(100度前後)では水分はオイル中に混入しにくい事もありCO2の影響は少なく NO2の影響が強く出てオイルを劣化させます、
このバランスが90度にあります。
75は90度設定で(サーモスタットは82度ですが、エンジン循環冷却水は90度ある)10w-50のシンセティックが指定されていますがクリアランスを見れば20w-50のシンセティックが最適だと思いますがアルファは10Wでなければ北欧での対応が難しいと考えたのかもしれません。
何故シンセティックなのかはアジップとの政治的関係とも言われますが真実はインジェクションですからガソリン、水分混入が最小であることも一因だと思います。
オイルが低温から上昇した場合にも、通常の劣化に加えて、更に劣化が促進されることです。 劣化は 油温が低ければ低い状態で使われたほど劣化がひどく、
低温での使用時間が長ければ長いほどほど劣化がひどくなります。
最近の車のサーモが90度設定であるのは排気ガス対策から来た温度ですが、
オイルもその90度を劣化を一番低い温度として設計されています。
昔のオイルとはデータが違うのです。
最後にどうもオイルは宗教のようなものかも知れないと思います、
信じる信じないは信者しだいのような気がしてなりません。
勿論私は永世中立を貫きます、
どのオイルを選べば今ベスト(ジュリアに)なのかはデータをみれば明白ですから。
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