最近の自動車はご存知のようにCAD解析で設計されます、スーパーコンピューターで分析された設計図を元に製作するとプロトタイプ完成後のテストでもほとんど変わらないといいます。そこで特権利用、勿論時間外に、ジュリアクーペを解析してみると戦前のレーシングカーのメーカーらしく実に素晴らしいボディ設計がなされている戦前のフレームからモノコック構造へ移行したが基本はレーシングカーをベースにしていることが判明しますが、一番考えてコスト無視で設計製作したであろうサイドシルに問題がある、複雑で錆びる構造になっているというより時代的に長年の使用を考えた時にはメンテナンス(水抜き穴点検、錆止め等)が必要な構造です。
普通サイドシルをここまで強度利用した車はこの時代レーシングカー以外に存在しない
ご存知のようにアルファロメオはロールがセンターに(ジュリアクーペ)ある、写真をご覧いただければセンターにあるのが理解されると思います、ここがレーシングカーを先祖にもつ所以、
コーナリング時にかかるストレスを片側で受け片側で抜く事のために複雑な構造のサイドシルが存在するのです、片側で受けて片側で抜くから深くロールしても路面を離さない足になるのですが傾くと怖いがくるからコーナリングスピードが落ちる、前後タイヤが泣き切るまで路面はアルファは離さないのですがサイドシル腐食車は簡単に離すのです。勿論オリジナルのように3層構造で再現しなければ味わえないのですが、アルファロメオは素晴らしいと思いませんか!
(外部から補強しても意味を持たない、なぜなら意味があるなら強大なグリップがあるレーシングタイヤの為にワークスはやったはずですがサイドシル強化はG1クラスでもされていません)
追記、サイドステップピカピカでも中はグサグサは当たり前です、何台もアルファロメオに乗ったと豪語しても中古車の錆びた車ばかりでは「錆」の中「錆止め剤」と同じで駄目です。
最後にサーキットで速い足は公道では遅いを知ってますよね、当たり前ですね。
無断転載を禁ず
Copyright © 2008-, M. Dabidoff, All rights reserved.