良く沈没船から引き上げた50年以上前の缶詰を開けると
変化無く食べれると聞きますが
プラボトルに現在は変わっていますが
1980年代までアメリカ産エンジンオイルも缶詰でしした。
昨年末未開封の1980年代前半(1983年製造?28年前)の
ペンゾイルGTパフォーマンス20W50SF,SE,AND,CCを1クォート頂きました。
これは今でも使用可能なのか?
2010年末に分析内容は光電子増倍管によって記録
分析結果は今でも使用可能、流石に缶詰、
現行のペンゾイル20W50に比べても
引火点(C.O.C)度C、動粘度40度C、動粘度100度C、
粘度指数、全酸価、全塩基価(過塩素酸法)、水分量(間接法)、
不溶解分(n-ペンタンB法)、燃料希釈GC法、金属分=鉄=銅=
クロム=アルミ=ケイ素、亜鉛分解、リン分解、ファレックス焼付荷重、
炭素化率、消泡係数のエンジンの為の項目は上回るのですが
流石に省エネ、環境関係に関係する
低温流動係数、酸化係数、触媒クラッシュ関係は下まわります。
この時代はまだペンシルバニア産原油が使用されていた
1990年代のプラボトルの物は劣化して使えないのはキャップから空気が入り
酸化してしまう、光をある程度は通すなど缶詰には勝てない理由でしょう。
現在販売されている缶詰エンジンオイルは欧州物、日本物がありますが
お好みの物があれば買い置くのは可能だと今回の分析で確信しました。
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