復刻タルガフローリオ参戦に行った時に1600GTAで参戦していたオーナーに
お聞きしましたがレース前にホワイトボディ状態にして全てをリファインしてくる。
あのピッコロマドニエのコース状況をみれば新車状態でなければ全開では走れないのは頷けます。
費用はキャブ車のGTAで最低400~500万円だそうです、
インジェクション車のAMの場合はいくらかかるのか、
アルファロメオジュリアシリーズの最終レースシーン(ヒストリックでない)は
1600GTJと2000GTAMになるでしょう、
もはやキャブレターでは勝てない時代まで生き延びたジュリアは
インジェクションを装備してレースシーンで活躍しましたが勝因はエンジンパワーではなく
タフネスだったからというのが真相のようです。
ジュリアエンジンアルミブロックは1600ccの設計でいくらモノスリーブを使っても
ブロックは強度不足であり当時のレーシングインジェクションエンジンを新品パーツで
完調の所まで調整しても実馬力は220〜240 PSが限界、
75TSはブロックにリブを付けて剛性38%上げていますのでレーシングエンジンを
製作するならブロックは75TSを使えば良いのです。
事実75TSブロック、モノスリーブで330PSを出すレーシングエンジンがあります。
(ボュシュシャーシーダイナモのようなものでは実馬力は計測できません)
2000GTAMがVTECの市販レベルしかないのは時代を感じてしまいますが同じ馬力でも
乗るとパワーバンドが全く違うエンジンは別物であると思うのです。