今エンジンオイルは環境に配慮した成分構成へシフトしています。
ベースオイルは勿論重要ですが、性能を決定するのは添加剤、
エンジンオイルには各種添加剤が配合されていて、主要添加剤は下記のものです。
清浄分散剤
酸化防止剤
極圧剤
摩耗防止剤
摩擦調整剤
防錆剤
粘度指数向上剤
流動点降下剤
消泡剤
何がどの程度添加されているかを知るためには分析が必要になります。
添加剤をベースオイルから分離する方法としては、
蒸留、溶媒抽出、
高速液体クロマトグラフィー
ゴム膜透析、
酸分解法等があり。
分離された添加剤成分の有機成分の機器分析方法は、
ガスクロマトグラフィー、
赤外吸収スペクトル分析、
紫外吸収スペクトル分析、
質量スペクトル分析、
核磁気共鳴スペクトル分析があり、
添加剤成分の金属、非金属定性定量分析には、
発光分光分析、
原子吸光分光分析、
蛍光X線分析、
X線回折法、
電子スピン共鳴分析、
X線光電子分光法があります。
オイルを分析するとは新油でデータを取り
使用後、再分析をしてデータ比較しなければ意味がありません。