貴方のジュリアエンジンが写真のようなローラー機構ならSM規格は使えます。
ジュリアオーナーが使用するオイルは当時メーカーが指定したものは現在は当然ながら無く
可能な限り近いものを個人で選んで使うしか自衛手段はありません。
オイルは
ベースオイル 約80%
鉱物油系 精製基油、高粘度指数基油
化学合成油系 PAO、エステル・・・・・・・
添加剤 約20%
酸化防止剤、摩耗防止剤、防錆剤、清浄分散剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、
消泡剤・・・・・・・形成されています。
特にカムの耐磨耗、極圧、及び摩擦減少を目的としてとして使われてきたZDDP
SM規格でZDDPが添加されなくなったのは
触媒の効果を低下させ触媒をクラッシュへ向かわせる事、
事実10万キロも走行した触媒は用を足さないのも事実
そして環境に良くないZDDPに頼らずとも磨耗しないエンジンが普及したとの理由と
ZDDPは、摩擦面を守る時に自らが消耗してスラッジとなるので、
エンジンオイル交換時期のロングライフ化からも敬遠されますので
低減されというよりも殆ど添加されなくなったのです。
ホンダが何故DOHCエンジンを直打ちしないかがここに答えがあります。
パラフィン系鉱物オイル○ンドールに優れた潤滑性はありますがZDDPをSM以前は
多く含有していましたからパラフィンもオールマイティではありません。
上記記事に対してご協力いただいたオイル分析関係者に感謝致します。
http://romeo105.exblog.jp/11169205/
上記のカムと接するローラーもご覧下さい。
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