ブレーキフルードには、
シリコン系とグリコール系<ポリグリコールエーテル、グリコールエーテルは同じ>が
あります。一般的にはグリコール系が多いようです
上記は絶対に混ぜて使わないように。
規格、アメリカ連邦自動車安全基準(FMVSS)のNo.116で定められるDOT規格が
使われていますがJIS規格もDOT規格に対応していますがDOT4、DOT5は、
多少異なる部分があるようです。
DOT3 / JIS3種、BF-3: ドライ沸点205℃以上、ウエット沸点140℃以上
DOT4 / JIS4種、BF-4: ドライ沸点230℃以上、ウエット沸点155℃以上
DOT5 / JIS5種、BF-5: ドライ沸点260℃以上、ウエット沸点180℃以上
(グリコール系は、DOT5.1と表記)
JIS6種、BF-6: ドライ沸点250℃以上、ウエット沸点165℃以上
最近普通乗用車には「DOT4」が使用されていますが、
国産車はDOT3に期間がながく続きましたが最近はスポーツタイプ車はDOT4になっています。
レース用としてはDOT5が標準で使用されていますがDOT5が一番良いとは言い切れません
DOT5は性能的には優れていますが短時間で劣化してしまいます。
レース用として使い捨ての感覚で使用するなら良いのですが公道使用車には向かないと思います。
どうしても使うのなら1ヶ月に1度交換しているような人なら良いと思いますが
2ヵ月後には同じ条件で交換したDOT4より劣化しているデータがあります。
ブレーキフルードは高温多湿に日本では最低1年に1回は交換する必要があります
ブレーキフルードは劣化して自然に沸点が下がるのです、
ブレーキフルードの中に含まれている成分が水分を吸収しやすいからですが
使用しているうちに水分を吸収して沸点が下がって、
対圧力体積変化率も大きくなるので定期的に交換をしなければブレーキの
タッチも効きも悪くなってきます。
劣化具合は見た目では判断できないのですが見た目で色に変化が出たものはもう
寿命です、同時に、濁っている、黒ずんでいるものもう駄目でしょう。
上記のデータは実際にテストしたデータに基づきます。
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