マフラーの素材による音の違い
形状やサイレンサーの容量、素材、厚みや内部構造が同じなら
排気音はマフラーの共振によって発生した音も含んでいますので
ステンレスやチタン材料を使用していると鉄製より音が高く感じるのは
共振点が高音域へ移動するためだようです。
簡単言えば1ミリのチタン板、ステンレス板、鉄板を叩くと音が違う
つまり私達は共振音を聞いていい音よか言っているのだそうです。
純正はエキゾースト下からエンドマフラーまでの一本物で
再販の2分割が同じ素材でも音が違うのは分割することで共振域が変わるからで
中間をバンド留めではなく溶接して使用すれば往年の音が出ると思います。
聞こえる音の高さで順列を付けると同じ厚みなら
鉄→ステンレス→チタンと高くなります
チタンやステンレスで鉄の音は出せるか?出せるそうです、
素材の厚みを一律にしないで共振音を計算して作成すれば出る、
3素材で作成されたエキゾーストシステムで3台並べて聞き比べて聞きわけられなかった
ほど同じ音に聞こえましたから出来るのです。
残念ながらここまでやるメーカーはマフラーの耐久力を上げることと
音を消すことにこのようなテクノロジーは使われており
旧車のアフターマーケット用スポーツマフラーの領域には活用される気配はありませんが
スーパースポーツなどにはチタンで甘い音の出る車が出るかもしれません。
個人的にはジュリアの場合は耐久力は無くともマニホールドからエンドマフラーまで
鉄の奏でる甘い音が好きです。
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