昭和50年代までの有鉛ガソリンの時代にはレギュラーガソリンもハイオクタンガソリンの比重はほとんどかわりませんでした。
現在のレギュラーガソリンとハイオクタンガソリンの比重はかなり違うことは知っておられますか?
ガソリンは重さで買うのではなく容積単位で購入しているということは比重の大きいものが割安になるということになります。
比重 は、レギュラーガソリンで 0.73、ハイオクタンガソリン0.76ぐらいですからレギュラーガソリンとハイオクタンガソリンとでは比重は4%異なりますから1リッターあたりの価格の差がもしも4%なら実質的な値段の差はないことになります。
現在はオクタン価を上げるためにアルキレート や芳香族系高オクタン基材を多量に加えて無鉛ハイオクタンガソリンにしています。芳香族系基材の密度が大きく現在の無鉛ハイオクタンガソリンの比重がレギュラーガソリンに較べて高くなっています。
単純にオクタン価と言いますが昔の有鉛ガソリンのハイオクタンガソリンのオクタン価100と無鉛ハイオクタンガソリンのオクタン価100では数字は同じでも中身が違うことがご理解いただけましたか、
この違いは運転すれば体感できる違いがあります。
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