熱ダレしにくいエンジンオイルというのは、高温時に粘度が落ちにくいエンジンオイルで
化学合成油、鉱物油共に高温にならなければ熱ダレを起こしません。
そこで熱ダレ防止策とは。
■化学合成油の特徴として熱しやすく、冷めにくい
■鉱物油の特徴として熱しにくく、冷めやすい
特徴があるのはご存知だと思います、
これは分子の大きさに関係するのですが
双方を組み合わせた部分合成油はどうなるのかと言えば
利点を継承しますが、弱点も継承します。
基本的には高性能化学合成油は
油温度が上がっても油圧が下がらない油膜の強いオイルで熱ダレしにくい。
高性能鉱物油は
油温度が上がっても温度が下がりやすいエンジンオイルで熱ダレしにくい。
現在のレーシングカーに化学合成油が多く使われるのか?
部品の工作精度が上がりクリアランスが少ない為、高分子の化学合成油を使い
温度の下がり易さよりも油膜の強さを優先させる為。
つまり油温度はオイルクーラーの大きさで冷却が可能であり、カバー出来るからだそうです。
しかし皮肉にも、鉱物油に遠く及ばない化学合成油も多く存在します。
注:現在APIでは鉱物油100%であっても分析結果において
化学合成レベルのものは化学合成表示が可能であり表示され、販売されている商品があります。
続く
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