SM規格が浸透しロングライフエンジンオイルに移行しています、
ロングライフに必要なこととは?
(SM規格、ZDDP除去除外品番はロングライフではない)
一番重要な事はエンジンオイルの劣化が遅いことですがこれは使うエンジンと
共に考えなければ駄目です、
簡単に言えばキャブレター車ではどんなロングライフエンジンオイルを使っても
駄目、エンジンにもロングライフの為の設計がなされていなければならないのです。
そしてスラッジを生まないことです。
エンジンオイルの劣化及びスラッジはエンジンオイルの致命傷である
潤滑性能を下げてしまします。
ロングライフに必要な成分として、劣化を防ぐ添加剤、
基油が必要となります。
スラッジの原因になる増粘剤(ポリマー)使用しない事が条件となります、
ここで問題がありますジュリアエンジンのように高粘度のマルチグレード
エンジンオイルを要求する場合は増粘剤は必須なのです。
増粘剤とは、粘度指数向上剤といわれるものでエンジンオイルの高温時に
増粘効果を持つ添加剤物です。
増粘剤が開発される以前は、シングルグレードのエンジンオイルを
外気温で使い分けていました。
そこで増粘剤を使いマルチグレードを開発しましたが
案外ご存知ないのがマルチグレードを作る時にはベースオイルは10W50なら10、
20W50なら20をベースオイルとして使います、
本物のロングライフエンジンオイルには高粘度のエンジンオイルが無いは
上記のような理由からです。
そして触媒にダメージを与えるZDDPの除去など総合的に行なわれて初めて
ロングライフエンジンオイルは誕生したことになります、
しかし裏を返せば貴方の実用車が10W30などの低粘度エンジンオイルでオーケーでも
ロングライフエンジンオイルを使わず、SMを使わず、
SJ、SL規格の10W30を3000~5000キロインターバルで交換された
ほうがエンジンには良い結果を与えます。
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