通常オーナーが乗る売却するまでの距離なら全くメカニズム的には問題は無い、
始動後エンジンが通常温度になるまでコンピューターの指令が暖気後とは
点火時期、燃料噴射量が違います、昔はチョークなどで人為的に行なっていた
事を全てコンピューターが行なうのとエンジンの工作精度が格段に向上した事が
一番の要因だと思います。
昔のピストンをご存知で、最近のピストンをご覧になった方なら
びっくりすると思いますが最近の普通車のピストンは往年の
レーシングエンジンの以上のものになっています、
このピストンを昔の車のシリンダーに入れたら首振りをして
アッという間にリンダーは傷だらけになります、
つまりピストンとシリンダーの関係の計算式、精度が昔とは全く違うのです。
ジュリア2000GTAMのピストンより写真の量産車ピストンのほうがレーシングです。
そして対応エンジンオイルとして出てくるのが0Wというような
エンジンオイルです始動直後に素早く(1秒から2秒で)エンジン内に行き渡る為には
冷間時に柔らかくなければなりません
エンジン精度が高く(金属膨張係数を計算)オイルも対応したといっても
金属は確実に膨張と収縮はするので20万キロ以上乗る覚悟なら
暖機は1分間はするほうが良いと思います。
冬も全く暖機運転をせずエンジン始動、意識的に即発進している車が我が家にあります、
現在14万キロ走行何の問題もなく稼動中、ダンパー入りプーリーの破損以外ノントラブルです。
そしてプリウスは走り始めにエンジン回っていませんので
暖機運転が事実上不可能です。
環境へ配慮が暖機運転を推奨しないと理由もありますし
エンジンオイルのロングライフ化も同じでしょう。
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